CFDとは 知っておくべき基本の「き」

CFD基本情報

「CFDは怖い」「よくわからないから、できるか不安」と、思っていませんか?


実は、CFDはとても身近な商品に投資できるので、初心者でも親しみやすい投資の一種です。
なぜなら、日経平均やニューヨークダウなど、ニュースでもよく耳にする単語が関わってくるからです。


この記事を読み終える頃には、CFDの仕組みから口座開設までがわかるようになります。
ぜひ最後までお読みください。

CFDとは


CFDってあまり聞いたことがないんだけど、難しいのかな?

そんなことないよ!僕たちもよく知っている銘柄を取引できるし、とってもわかりやすい仕組みなんだ。

“Contract For Difference”の略で、一般的には「差金決済取引」と言われています。
比較的新しく取引できるようになったもので、特徴的なのは「日経平均」や「ニューヨークダウ」といった株価指数や、「金スポット」などの商品を差金決済で取引できるという点です。
同じく差金決済で取引する商品にはFX(Foreign Exchange)がありますので、FX取引に慣れている方にもおすすめです。


CFDの種類

取引所CFDと店頭CFDがあり、それぞれに取引価格の決定方法が異なります。

一般的に取引されているのは「店頭CFD」です。

取引所CFDとは

現在、日本では「くりっく株365」のみで、取り扱い商品は4銘柄に限られるものの、日経225をはじめとして、アメリカのNYダウ、ドイツのDAX®、イギリスのFTSE100を取引することができます。


店頭CFDとは


取引は注文者と証券会社の間で行われます。証券会社が独自に厳選した銘柄を取引するため、取引銘柄が多く、証券会社によっては個別株なども取引可能です。


CFDで取引できる商品

取り扱い商品も豊富で、

指数や商品、各国ETF、一部の個別銘柄にも投資が可能です。

株価指数先物商品(コモディティ)個別株海外株式指数ETF
日経225金スポットAmazonシンガポール
米国30銀スポットNIKE韓国
ユーロ50原油コストコロシア
上海A50天然ガスマクドナルドオーストラリア
英国100大豆アリババインドネシア
GMOクリック証券のCFDで取引できる銘柄の一覧

日経はなじみがあるから、わたしにもできそう!


[memo title=”こんな方におすすめ”]

  • 余裕資金があり、投資を始めたい
  • すでに株はやっているけど、日経平均の動きを追いかけたい
  • FXのノウハウを活かして別のことに取り組みたい
  • レバレッジをかけた商品がどんなものなのか勉強したい
  • 金や原油を取引してみたい

[/memo]


現物の株式を売買する場合、

現金で株式を買う→保有→売却で売却代金を受け取るという流れになりますが、CFDは差金決済取引なので、現物の売買は発生しません。

取引に際しては証拠金を預け、銘柄を売買し、その差金のみを決済するという流れになります。

必要証拠金は銘柄によっても違うから、取引前に確認しよう

CFDのレバレッジとは

レバレッジとは、てこの原理を使い、少ない資金で大きな金額の取引をすることです。

10万円の資金で、50万円分の取引ができます。

少ない資金でも、大きな取引ができるんだよ。それもCFDの魅力なんだ。

CFDのレバレッジは固定されており、銘柄によって異なります。

日経22510倍
米国3010倍
金スポット20倍
米国個別株5倍
レバレッジの一例

CFDのロット数(取引数)とは

CFDのレバレッジは、取引銘柄によって決まることはお伝えのとおりですが、ロット数によって、レバレッジを高くかけることが可能です。

例として、日経225を取引したときを挙げて考えてみます。

買い注文時:28500円 → 決済時(売り注文時):29000円 になった場合


 例① 日経225を1ロットで取引する場合(レバレッジ10倍)

 (29000円×10倍×1ロット)- (28500円×10倍×1ロット) 

 = 5000円の利益




 例② 日経225を3ロットで取引する場合

 (29000円×10倍×3ロット)- (28500円×10倍×3ロット) 

 = 15000円の利益




このように、ロットを多く入れれば入れるほど、レバレッジが高くなります。リスク管理の上でも、このロット数を管理することは非常に大切です。

スプレッドとは

取引画面では、このように買いと売りの間に差額があるのがわかります。

これを『スプレッド』と呼び、この差額が取引する証券会社の手数料、つまり「儲け」となるのです。

特徴的な3つの調整額


①価格調整額


価格調整額は、原資産が先物のCFDに発生する調整額です。CFDの価格を作る際に先物の価格を参照しているということです。


対象商品:日経225や原油、天然ガスなど
GMOクリック証券の場合、価格調整額の発生日が3~4か月に1回で、予め次回発生日は予告されていますので、必ずチェックしましょう。

[box class=”box28″ title=”知っておきたい先物用語“]

限月

先物取引は、決められた期日(受け渡し日、精算日)に、決められた品物を、現時点で決定した価格で売買することを約束する取引です。つまり、決められた期日以降は取引をすることができなくなるのです。この決められた期日がある月を限月といい、12月に期日があるなら12限月、3月に期日があるなら3限月といいます。

期近と当限

決済期限が近い限月のものを「期近」(きじか)といいます。中でも当月に決済を迎えるものを「当限」(とうぎり)といいます。

 

期先と先限
決済期限が遠い限月のものを「期先」(きさき)といいます。中でも一番最後に決済を迎えるものを「先限」(さきぎり)といいます。

 

[/box]

②権利調整額(配当相当額)


権利調整額は、CFDの原資産の株式等において配当金・分配金の支払いやコーポレートアクションが行われた際に、株主が受け取ることができる権利をCFD保有者にも付与するためのものです。つまり、CFDにおける配当金・分配金を意味します。

ただし、ここで注意が必要なのは、権利調整額を受け取れるのは「買い」ポジションを持っている場合で、「売り」ポジションを持っている場合は、逆に支払わなければいけないということです。
対象商品:米国株CFD、中国株CFD、ETFなど


③金利調整額(金利相当額)


金利調整額は、原資産が株式やスポットのCFDに発生する調整額で、ポジションを翌営業日に持ち越した場合に発生します。

「オーバーナイト金利」とも呼ばれています。

「原資産が」というのは、CFDの価格を作る際に株式やスポットの価格を参照しているということです。いわゆる「スワップポイント」がこれに当たります。
対象商品:金スポット、銀スポット、株式CFD、ETFなど

なんだか難しい単語がたくさん出てきた~~~

取引画面に注意していれば問題ないよ!最初はあまり気にせず、慣れていくことが大事。

CFDのメリット

[list class=”li-check li-mainbdr main-c-before”]

  • 売りも買いもほぼ24時間取引可能
  • 「日経225」「NYダウ」など、馴染みのある銘柄を取引きできる
  • 少ない資金で多くの利益を得るチャンスがある手数料が無料(スプレッドのみ)
  • 投資対象が豊富
  • 信託保全がある

[/list]

CFDのデメリット

[list class=”li-check li-mainbdr main-c-before”]

  • 追証が発生する可能性がある
  • レバレッジが銘柄ごとに固定されている
  • 表示価格が指標価格と必ずしも一致しない

[/list]

「表示価格が指標価格と必ずしも一致しない」とは、トレードの表示価格を作るときに先物価格を参考にしているため、少し実際の指標価格と誤差が出てしまうことを指します。

リスクを回避するには

低ロットで取引する

最小1ロットからの取引が可能です。

取引ロット数が上がれば、その分リスクも増えますので、初心者の方は低ロットでの取引を心がけましょう。

資金管理、損切を徹底する

取引の前に「最大でどのくらいの損失までを許容するのか」をあらかじめ決めておくことが大切です。当ホームページ独自のツールを利用して、資金管理を徹底しましょう。

大きく損をしないために最も重要なことだから、ぜひ覚えておくといいよ。

CFDの始め方

簡単に取引開始までの流れを確認していきましょう。

    なにごとも積み重ねが大事ってことね!

    おすすめ証券会社

    GMOクリック証券 お勧め度★★★★★

    個別株や商品も圧倒的に多く、あれこれ選びたい方におすすめ!

    取扱銘柄数(指数/ETF/個別株/商品) 約138銘柄
    CFD口座開設時 証券会社口座と一緒に開設

     


    DMM.com証券 お勧め度★★★★★

    FXの大手!電話やメールだけでなく、LINEでのサポートもある!

    取扱銘柄数(指数//商品)厳選7銘柄
    CFD口座開設時CFD口座だけの開設も可能

    OANDA Japan お勧め度★★★★☆

    アメリカに本社を置く証券会社が2021年、待望のCFDに参入!

    取扱銘柄数(指数/商品)16銘柄
    CFD口座開設時FX口座と一緒に開設

    「CFDとは」まとめ

    CFDのことが少しご理解いただけましたか?

    なんだかCFDの取引が楽しみになってきたー

    比較的新しい取引方法なんだけど、人気が急上昇しているんだよ。

    [box class=”box32″ title=”まとめ”]

    • CFDは差金決済取引である
    • 「買う」だけでなく、「売り」からのスタートも可能
    • 取引できるのは株価指数や商品、個別株、ETFなどさまざま
    • レバレッジは商品ごとに固定!取引で元手以上の資金を取引できる
    • 資金管理・損切を徹底して、リスクを軽減!

    [/box]

    最初は小額から取引し、感覚に慣れていきましょう。

    最後までお読みいただき、ありがとうございます。

    管理人おすすめ証券会社

    GMOクリック証券 総合お勧め度1位 ★★★★★

    取扱銘柄数・スプレッド・注文の通りやすさなど申し分なし!総合満足度は国内トップクラスで、指数以外の商品やETF銘柄の取り扱いも充実。文句なしのお勧め1位! 

    スプレッドのせまさ★★★★★
    取扱銘柄数★★★★★
    アプリの使いやすさ★★★★☆
    約定のスムーズさ★★★★★
    スキャルピングの制限明文なし
    デモ口座あり
    サポート体制平日24時間体制
    電話・メールあり
    口座開設手数料無料
    口座開設条件証券口座と一緒に開設
    口座開設までの時間最短2営業日

    DMM.com証券 総合お勧め度2位 ★★★★☆

    銘柄数は厳選7銘柄で物足りないが、全体的な満足度は高い。LINEサポートがあるのはとても嬉しいところで、FX運営のノウハウが活かされているのを感じられる会社。携帯アプリがなく、ブラウザ型取引になる。

    スプレッドのせまさ★★★★☆
    取扱銘柄数★★★☆☆
    アプリの使いやすさブラウザ型
    約定のスムーズさ★★★★★
    スキャルピングの制限あり(禁止明文あり
    デモ口座なし
    サポート体制日中のみ
    電話・メール・LINEあり
    口座開設手数料無料
    口座開設条件 なし(CFDのみで開設可)
    口座開設までの時間最短即日

    OANDA JAPAN 総合お勧め度3位 ★★★★☆

    銘柄数は指数のみ16銘柄だが、US2000やAUS200など、他社にはない取扱銘柄があり、注目される。日経225を小単位で取引できるのが魅力だが、その分スプレッドが広い。MT4・MT5で取引が可能。 

    スプレッドのせまさ★★★☆☆
    取扱銘柄数★★★☆☆
    アプリの使いやすさ★★★★★
    約定のスムーズさ★★★★★
    スキャルピングの制限明文なし
    デモ口座なし
    サポート体制日中のみ
    電話・メールあり
    口座開設手数料無料
    口座開設条件  FX口座開設後に開設 
    口座開設までの時間最短翌営業日

    タイトルとURLをコピーしました