「CFDを注文するときって、いつもチャートを見ていないといけないの?」と思っていませんか?
実は、CFDにはさまざまな注文方法があり、うまく利用すれば、取引画面を見ていなくても、うまく注文できるようになります。
この記事を読み終えるころには、基本的な注文方法と、慣れてきたら利用したい応用の注文方法をすべて学ぶことができます。
今回は管理人のお勧め、GMOクリック証券の注文画面を使用して、注文方法をご紹介します。
早く取引できるように、わたしもがんばります!
CFD取引をする上で、知っておきたい用語
まずは注文手順の中で出てくる用語を知っておくと、より理解が深まるよ!
注文とポジション
新規注文とは
新しい取引を始めることを言います。
ポジション(建玉/たてぎょく)とは
新規注文のあとに、その注文状態をずっと保持していることをいいます。
「ポジションを持っている」と表現することが多いです。
決済注文とは
今持っている「ポジションを終わりにする」「取引を終わりにする」ことを言います。

ロット数(取引数)
注文するときに、ロット数を入力します。
このロット数により、リスクが大きく変わりますので、注意が必要です。
スリッページ
お客様の注文レートと実際に約定したレートの差の事を指します。
為替相場の変動等によりお客様が注文時に指定したレートと実際に約定するレートとの間に差が生じる場合があり、注文レートと異なるレートで約定する場合があります。
これを許容しない場合は、スリッページを「0」と入れます。
利益確定と損切
利益確定と損切とは、決済注文をするときに利益が出たのか、損失が出たのかを指します。
利益確定とは
決済注文時に、利益が出た状態のことを言います。
損切とは
決済注文時に、損失が出た状態のことを言います。
[box class=”box32″ title=”ワンポイント”]
含み益と含み損
決済注文をする前に利益が出ている状態を「含み益」、決済注文をする前に損失が出ている状態を「含み損」といいます。
[/box]
新規注文の種類
まずは覚えたい基本の注文3種類
成行(なりゆき)注文
一番よく使われる方法で、現在の価格で注文する方法です。
値段を指定せずに注文するので、ほとんどの確率で注文が即座に成立することになります。
成行注文の手順

[list class=”ol-circle li-mainbdr main-bc-before”]
- 「トレード」をタップ
- 「ASK(買)」もしくは「BID(売)」の枠をタップ
- 「成行」が開いていることを確認(開いていない場合は、「成行」をタップ
- 取引数量を指定(「+」「-」を押すか、直接数字を入力)
- スリッページを指定する場合は指定
- 「確認画面へ」→次のページで「注文確定」
[/list]
※以下の注文確認画面、注文完了画面はどの注文でも一緒です。


指値(さしね)注文
「通常注文」の一種で、現在の価格ではなく、あらかじめ指定しておいた価格になったら注文が実行されるように設定しておく注文方法です。
[box class=”box32″ title=”POINT”]
- 「買う」場合→現在の価格から下がったら注文を入れます。
- 「売る」場合→現在の価格から上がったら注文を入れます。
[/box]
つまり、利益を成行注文で注文するよりも、利益を伸ばせる可能性のある注文方法です。

逆指値(ぎゃくさしね)注文
こちらも「通常注文」の一種で、先ほどの指値注文の逆なので、現在価格よりも「上がったら買う」または「下がったら売る」という注文になります。

[alert title=”注意”]
[/alert]
指値・逆指値注文の手順

[list class=”ol-circle li-mainbdr main-bc-before”]
- 成行と同じく「トレード」→「ASK(買)」もしくは「BID(売)」のをタップ
- 「通常」をタップ
- 取引数量を指定(「+」「-」を押すか、直接数字を入力)
- 「指値」もしくは「逆指値」を選択
- 注文価格を指定
- 注文の有効期限を選択(指定の期日までにその値段に当たらなければ、注文は不成立でキャンセルされます)
- 「確認画面へ」→次のページで「注文確定」
[/list]
ここまで覚えられれば、いろいろな場面に対応できそうね!
1度覚えてしまえば簡単!取引を続けていけば、徐々に慣れてくるよ。
慣れてきたら便利!応用の注文3種類
OCO(オーシーオー)注文
指値注文と逆指値注文を同時に発注し、一方の注文が約定するともう片方の注文がキャンセルされる注文です。
この注文方法は、新規注文よりも決済注文で多く使われます。

OCO注文の手順

[list class=”ol-circle li-mainbdr main-bc-before”]
- 成行と同じく「トレード」→「ASK(買)」もしくは「BID(売)」のをタップ
- 「OCO」をタップ
- 取引数量を指定(「+」「-」を押すか、直接数字を入力)
- 「指値価格」と「逆指値価格」を指定
- 有効期限を選択
- 「確認画面へ」→次のページで「注文確定」
[/list]
IFD(アイエフディー)注文
新規注文と決済注文をセットで注文することができます。指値もしくは逆指値で新規注文をして、さらに指値もしくは逆指値で決済注文をすることが可能です。
新規・決済注文ともに指値もしくは逆指値のどちらか一方しか設定できません。

IFO(アイエフオー)注文
IFD注文とOCO注文を組み合わせた注文方法でIFD-OCO(アイエフディーオーシーオー)注文とも呼ばれます。
IFD注文と同じく、新規注文と決済注文をセットで注文することができます。新規注文は指値もしくは逆指値のどちらかしか設定できませんが、決済注文は指値と逆指値を両方設定することができます。

IFD注文・IFO注文の手順(※IFO注文の場合)

まずは新規注文を設定します。流れは指値・逆指値注文とほぼ同じです
[list class=”ol-circle li-mainbdr main-bc-before”]
- 成行と同じく「トレード」→「ASK(買)」もしくは「BID(売)」のをタップ
- 「IFD」もしくは「IFD-OCO」をタップ
- 取引数量を指定(「+」「-」を押すか、直接数字を入力)
- 「指値」もしくは「逆指値」をタップ
- 新規注文価格を指定
- 有効期限を選択
- 「決済入力へ」をタップ
[/list]

次に決済注文画面を設定します。
[list class=”ol-circle li-mainbdr main-bc-before”]
- 取引数量を指定※複数ロットを注文している場合、一部のみの決済注文指定も可能です
- 「指値」or「逆指値」を選択(自動的に新規注文と逆になっています)
- 決済注文価格を指定→有効期限を選択
- 「確認画面へ」→次のページで「注文確定」[/list]
決済注文を一緒に出せる注文方法を覚えると、ずっとチャートを見ていられないときも取引できそう!
決済注文の種類
ここからは、新規注文が成立してからの決済注文方法を見ていきましょう。
これさえ覚えれば大丈夫!4種類の決済注文方法
決済注文は、新規注文でもご紹介した4種類の決済注文方法さえ覚えればOK!
成行注文
現在の価格で決済注文を入れる方法です。
指値注文
「買いポジション」を保有している場合→現在の価格より高い価格を指定します。
「売りポジション」を保有している場合→現在の価格より安い価格を指定します。
逆指値注文
「買いポジション」を保有している場合→現在の価格より安い価格を指定します。
「売りポジション」を保有している場合→現在の価格より高い価格を指定します。
[alert title=”「現在価格」とは”]
[/alert]
OCO注文
決済のため、現在の価格をはさんで指値価格と逆指値価格を一緒に設定できます。
決済注文の共通手順
各注文方法は新規注文時の手順がわかっていれば、大きな違いはありません。
今回は指値注文での決済画面を見ていきましょう。

まずは新規注文を設定します。流れは指値・逆指値注文とほぼ同じです
[list class=”ol-circle li-mainbdr main-bc-before”]
- 「トレード」をタップ
- 「建玉一覧」をタップ※保有ポジションの一覧が表示されます。
- 決済を設定したい保有ポジションを長押し
[/list]

[list class=”ol-circle li-mainbdr main-bc-before”]
決済注文をタップ
[/list]
[alert title=”ロスカットレートとは”]ご自身の意思にかかわらず、強制で損切されるレートのことです。[/alert]

新規注文時と同じく設定していきます。今回はOCOを選択。
[alert title=”取引数量の設定”]取引数量は、保有ロット数の一部のみを設定することもできます。[/alert]
例えば2ロット注文を入れている場合、そのうちの1ロットのみを指定することも可能です。
慣れてくるととても便利な方法です!
管理人おすすめ!リスクを抑える注文方法の組み合わせ
初心者にはこれ!新規「成行注文」+新規注文後すぐに決済「逆指値注文」
CFDはリスク管理が大切です。「画面から目を離した隙に強制決済されていた!」なんてことにならないように、新規注文成立後、すぐに逆指値注文を入れておきましょう。
逆に利益はどこまで伸びてもいいので入れなくても構いませんが、『指値を入れていればもっと大きく利益を取れたのに~…』なんてことも、しばしば…。
僕のおすすめは、新規注文を「成行注文」にして、決済注文を「OCO注文」にすることかな。
最初に逆指値だけじゃなく、指値も設定しておくと、気づいたら利益確定できていることもあるよ!
CFDの注文方法まとめ

お気に入りの注文方法は見つかりましたか?
少し難しく感じるかもしれませんが、使い分けられるようになれば、もっと取引が楽しくなりますよ!
今回取引画面でご紹介したのはGMOクリック証券!その他のお勧め証券会社もチェックしてください。
管理人おすすめ証券会社
GMOクリック証券 総合お勧め度1位 ★★★★★
取扱銘柄数・スプレッド・注文の通りやすさなど申し分なし!総合満足度は国内トップクラスで、指数以外の商品やETF銘柄の取り扱いも充実。文句なしのお勧め1位!
スプレッドのせまさ | ★★★★★ |
取扱銘柄数 | ★★★★★ |
アプリの使いやすさ | ★★★★☆ |
約定のスムーズさ | ★★★★★ |
スキャルピングの制限 | 明文なし |
デモ口座 | あり |
サポート体制 | 平日24時間体制 電話・メールあり |
口座開設手数料 | 無料 |
口座開設条件 | 証券口座と一緒に開設 |
口座開設までの時間 | 最短2営業日 |
DMM.com証券 総合お勧め度2位 ★★★★☆
銘柄数は厳選7銘柄で物足りないが、全体的な満足度は高い。LINEサポートがあるのはとても嬉しいところで、FX運営のノウハウが活かされているのを感じられる会社。携帯アプリがなく、ブラウザ型取引になる。
スプレッドのせまさ | ★★★★☆ |
取扱銘柄数 | ★★★☆☆ |
アプリの使いやすさ | ブラウザ型 |
約定のスムーズさ | ★★★★★ |
スキャルピングの制限 | あり(禁止明文あり) |
デモ口座 | なし |
サポート体制 | 日中のみ 電話・メール・LINEあり |
口座開設手数料 | 無料 |
口座開設条件 | なし(CFDのみで開設可) |
口座開設までの時間 | 最短即日 |
OANDA JAPAN 総合お勧め度3位 ★★★★☆
銘柄数は指数のみ16銘柄だが、US2000やAUS200など、他社にはない取扱銘柄があり、注目される。日経225を小単位で取引できるのが魅力だが、その分スプレッドが広い。MT4・MT5で取引が可能。
スプレッドのせまさ | ★★★☆☆ |
取扱銘柄数 | ★★★☆☆ |
アプリの使いやすさ | ★★★★★ |
約定のスムーズさ | ★★★★★ |
スキャルピングの制限 | 明文なし |
デモ口座 | なし |
サポート体制 | 日中のみ 電話・メールあり |
口座開設手数料 | 無料 |
口座開設条件 | FX口座開設後に開設 |
口座開設までの時間 | 最短翌営業日 |